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コース案内

専門家懇談会 第2回

2013.09.10開講

第2回専門家懇談会として「ちっちゃいビジネスを始めるために必要な会社設立の知識」を開催しました。 講師に司法書士の鈴木利昭先生をお招きし、会社を設立するために必要な専門知識についてレクチャーをいただきました。

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◆会社設立の手続き

個人事業主が「法人成り」をして会社を設立しようとする相談があった場合は、まずそのメリットを確認するそうです。 節税、信用度アップなど、会社にした方がプラスになると判断した場合は法人化を勧めます。会社設立を決めたら、称号や本店所在地、目的など会社概要を決定し、定款の作成、設立登記、届出といった手続きを行います。 「一連の設立手続きを先生にお願いしたらいくらかかりますか?」「この部分はその価格に含まれますか?」懇談会では受講者からの依頼費用に関する質問が相次ぎました。設立手続きに不安を感じ、プロの力を借りたいと考えている方が多いようです。

◆会社の形

会社設立といえば「株式会社」を思い浮かべますが、株式会社はそもそも広く資本を募り事業拡大を進めていく企業に向いた事業形態。一人や家族、少人数で会社を興す場合「合同会社」にすることも選択肢の一つ、と鈴木先生。「NPOと合同会社の違いは?」「LLPは?」受講者から質問が飛びます。 それぞれの企業形態の特徴を知り、自分の経営イメージにあった形態にすることで、「使い勝手」の良い会社になるそうです。

◆社長になる

専門的な事項について誰に相談したら良いか分からないという受講生の悩みに「専門家に依頼する時は知人の紹介を受けるよい」とのアドバイス。全くつきあいのない専門家にピンポイントで相談をするのは難しいものです。自分と繋がりのある人の力を借りると、初めてのこともスムーズに運びます。 周囲の方々の応援を受けながら、皆さん、素敵な社長さんになってくださいね。

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鈴木 利昭さん

昭和62年、司法書士事務所開設。
司法書士として、土地、建物の相続・贈与・売買関連の手続や、株式会社をはじめとする各種会社組織の設立、訴状、支払督促、不動産執行、債券執行など裁判所提出書類の作成などを行う。
「起業」と「企業」、2つの「きぎょう」を支援する専門家集団「PAG21」のメンバーとしても活躍。
 
PAG21HP
http://www.ooentai.com/index.html